東海道五十三次をゆく 第1回
先月、友人二人と「東海道五十三次街道をゆく」というツアーに参加しました。
これは東海道五十三次(約492㎞)を全29回に分けて歩くというツアーです。
どんなツアーか見当もつかなかったけれど、全行程を参加しなくても大丈夫だというので
とにかくまずは第1回に参加してみようと、友人と参加申し込んでみました。
第1回は日本橋から品川宿まで約9㎞を歩きます。
朝9時に集合場所の日本橋付近の常盤橋公園に行ってみると
日曜日だったせいか、ものすごい数の人であふれかえっていました。
こんなに多くの人達と歩くの~?と不安になったけれど
でも実際は時間差でグループごとに出発するので大丈夫でした。
1グループは20人ちょっとで、ウォーキングリーダーと添乗員の2名が担当になります。
ハルばあ達は1班Bグループになりました。
まず添乗員から一日の行程と歩く時の注意事項を聞いた後
ウォークリーダーとウォーキング前の準備運動。
そして品川宿に向け、ウォーキング開始です。
歩いてすぐさま日本橋へ。
こういう歴史的なポイントでは、ウォークリーダーから街道の歴史の説明があります。
ここは東海道だけでなく五街道の起点であり、一里塚もここが起点だそうです。
近代でも橋の中央に日本国道路元標が設置され、同様の役割を果たしたそうです。
江戸時代、徳川家に新鮮な魚を収めていた日本橋魚市場跡。
座っている女性の像は乙姫様なのですって。
この後、一度2グループが合流し、第1回だけの特別講師
ひげの梶さんこと梶本晃司先生の東海道五十三次の講義がありました。
この方はBS朝日のニッポンの絶景街道に出演されているそうで
ユーモアを交えた歴史のお話、このツアーの楽しみ方など15分ほど話してくれました。
楽しいお話を聞いた後は、またグループごとに出発。
途中、ウォークリーダーから色々歴史的なお話を聞きながら、次のポイントへ。
東京駅近く八重洲の地名の由来となった「ヤン・ヨーステン」の碑。
オランダ人ヤン・ヨーステンは1600年(慶長5年)帆船リーフで号で日本に漂着
そのまま日本に留まり徳川家康の通訳になったそうです。
日本名を「耶楊子(やようす)」といい、屋敷周辺は「八代洲(やよす)河岸」という地名で
やがて八重洲と呼ばれるようになったとのこと。
その時、一緒に漂着した仲間がウィリアム・アダムス(三浦按針)だそうです。
初めて聞く名前と八重洲の由来に感心しながら、次のポイントへ向かいます。
江戸歌舞伎発祥の地
寛永元年(1624年)に猿若座(後の中村座)の猿若勘三郎が京橋で櫓を上げたのが始まりです。
今は埋め立てられてしまった京橋川にかかっていた京橋の記念碑として
擬宝珠が建てられていました。
またここには京橋大根河岸と呼ばれる大根を中心とした青物市場があったそうで
それを記念し現在は月に一回、各地のJAの協力で、野菜の無料配布があるそうです。
銀貨鋳造役所のあった銀座を通り次に向かったのは芝大神宮。
ここは千年続く由緒ある古社で古くは源頼朝や、徳川将軍家から厚い庇護を受け
大江戸の産土神として信仰を集め、「関東のお伊勢さま」と慕われているそうです。
その次は増上寺。
家康以来の徳川家の菩提寺で、浄土宗七大本山のひとつだそうです。
ここでも専門の歴史ガイドの方が待っていて、江戸時代のお話を色々話してくれました。
嫌いではないけれど、歴史には疎いハルばあは初めて知る事ばかり。
本当に興味深く、楽しいお話をたくさん聞けました。
増上寺前の芝公園で、お昼のお弁当とお茶が配られ1時間ほどお昼休憩。
なかなか美味しいお弁当でした。
そこからまた品川宿に向かって歩きます。
これはJR田町駅近くにある「西郷南洲(隆盛)・勝海舟会見の地」の碑。
無血開城のための会談が行われた記念の碑のある薩摩藩蔵屋敷跡は
現在、三菱自動車工業の本社ビルになっています。
次に立ち止まったのは「高輪大木戸跡」
江戸の南の入口として、道幅6間(約10m)の旧東海道の両側に石垣を築き
夜は閉めて通行止として、治安の維持と交通規制をはかっていたようです。
東海道を少しだけ逸れて、次に向かったのは「泉岳寺」
赤穂の城主、浅野家の菩提寺で大石内蔵助ら四十七士のお墓のある所です。
ここで再び梶本先生が登場。
面白おかしく、赤穂浪士や江戸の歴史を語ってくれました。
その日の行程では、あとは最初の宿場街である品川宿に向かうのみ。
品川宿の商店街のシャッターのは、こんな絵も描かれていました。
そして、とうとうこの日の終着点「聖蹟公園」へ。
ここは品川宿の本陣跡でもあるようです。
ここで又、歴史ガイドさんから、この地にまつわる歴史のお話を聞き
その後、整理体操をして第1回東海道五十三次ウォークが終了。
その日歩いた距離は大体9kmくらいなんですが、途中何度も立ち止まっては
今まで知らなかった記念碑や史跡を見たり、お話を聞いたりしたので
すべてが終了して解散となったのは、夕方の4時すぎでした。
ちょっと疲れたけれど、興味深い話をたくさん聞けて思っていた以上に楽しい体験でした。
29回全てを踏破するのは難しいけれど、行けるところまで行ってみようと思い
第2回品川宿~川崎宿も申し込んでしまったハルばあです。
さて次はどんなお話が聞けるのか。
ちょっとワクワク、楽しみです。
これは東海道五十三次(約492㎞)を全29回に分けて歩くというツアーです。
どんなツアーか見当もつかなかったけれど、全行程を参加しなくても大丈夫だというので
とにかくまずは第1回に参加してみようと、友人と参加申し込んでみました。
第1回は日本橋から品川宿まで約9㎞を歩きます。
朝9時に集合場所の日本橋付近の常盤橋公園に行ってみると
日曜日だったせいか、ものすごい数の人であふれかえっていました。
こんなに多くの人達と歩くの~?と不安になったけれど
でも実際は時間差でグループごとに出発するので大丈夫でした。
1グループは20人ちょっとで、ウォーキングリーダーと添乗員の2名が担当になります。
ハルばあ達は1班Bグループになりました。
まず添乗員から一日の行程と歩く時の注意事項を聞いた後
ウォークリーダーとウォーキング前の準備運動。
そして品川宿に向け、ウォーキング開始です。
歩いてすぐさま日本橋へ。
こういう歴史的なポイントでは、ウォークリーダーから街道の歴史の説明があります。
ここは東海道だけでなく五街道の起点であり、一里塚もここが起点だそうです。
近代でも橋の中央に日本国道路元標が設置され、同様の役割を果たしたそうです。
江戸時代、徳川家に新鮮な魚を収めていた日本橋魚市場跡。
座っている女性の像は乙姫様なのですって。
この後、一度2グループが合流し、第1回だけの特別講師
ひげの梶さんこと梶本晃司先生の東海道五十三次の講義がありました。
この方はBS朝日のニッポンの絶景街道に出演されているそうで
ユーモアを交えた歴史のお話、このツアーの楽しみ方など15分ほど話してくれました。
楽しいお話を聞いた後は、またグループごとに出発。
途中、ウォークリーダーから色々歴史的なお話を聞きながら、次のポイントへ。
東京駅近く八重洲の地名の由来となった「ヤン・ヨーステン」の碑。
オランダ人ヤン・ヨーステンは1600年(慶長5年)帆船リーフで号で日本に漂着
そのまま日本に留まり徳川家康の通訳になったそうです。
日本名を「耶楊子(やようす)」といい、屋敷周辺は「八代洲(やよす)河岸」という地名で
やがて八重洲と呼ばれるようになったとのこと。
その時、一緒に漂着した仲間がウィリアム・アダムス(三浦按針)だそうです。
初めて聞く名前と八重洲の由来に感心しながら、次のポイントへ向かいます。
江戸歌舞伎発祥の地
寛永元年(1624年)に猿若座(後の中村座)の猿若勘三郎が京橋で櫓を上げたのが始まりです。
今は埋め立てられてしまった京橋川にかかっていた京橋の記念碑として
擬宝珠が建てられていました。
またここには京橋大根河岸と呼ばれる大根を中心とした青物市場があったそうで
それを記念し現在は月に一回、各地のJAの協力で、野菜の無料配布があるそうです。
銀貨鋳造役所のあった銀座を通り次に向かったのは芝大神宮。
ここは千年続く由緒ある古社で古くは源頼朝や、徳川将軍家から厚い庇護を受け
大江戸の産土神として信仰を集め、「関東のお伊勢さま」と慕われているそうです。
その次は増上寺。
家康以来の徳川家の菩提寺で、浄土宗七大本山のひとつだそうです。
ここでも専門の歴史ガイドの方が待っていて、江戸時代のお話を色々話してくれました。
嫌いではないけれど、歴史には疎いハルばあは初めて知る事ばかり。
本当に興味深く、楽しいお話をたくさん聞けました。
増上寺前の芝公園で、お昼のお弁当とお茶が配られ1時間ほどお昼休憩。
なかなか美味しいお弁当でした。
そこからまた品川宿に向かって歩きます。
これはJR田町駅近くにある「西郷南洲(隆盛)・勝海舟会見の地」の碑。
無血開城のための会談が行われた記念の碑のある薩摩藩蔵屋敷跡は
現在、三菱自動車工業の本社ビルになっています。
次に立ち止まったのは「高輪大木戸跡」
江戸の南の入口として、道幅6間(約10m)の旧東海道の両側に石垣を築き
夜は閉めて通行止として、治安の維持と交通規制をはかっていたようです。
東海道を少しだけ逸れて、次に向かったのは「泉岳寺」
赤穂の城主、浅野家の菩提寺で大石内蔵助ら四十七士のお墓のある所です。
ここで再び梶本先生が登場。
面白おかしく、赤穂浪士や江戸の歴史を語ってくれました。
その日の行程では、あとは最初の宿場街である品川宿に向かうのみ。
品川宿の商店街のシャッターのは、こんな絵も描かれていました。
そして、とうとうこの日の終着点「聖蹟公園」へ。
ここは品川宿の本陣跡でもあるようです。
ここで又、歴史ガイドさんから、この地にまつわる歴史のお話を聞き
その後、整理体操をして第1回東海道五十三次ウォークが終了。
その日歩いた距離は大体9kmくらいなんですが、途中何度も立ち止まっては
今まで知らなかった記念碑や史跡を見たり、お話を聞いたりしたので
すべてが終了して解散となったのは、夕方の4時すぎでした。
ちょっと疲れたけれど、興味深い話をたくさん聞けて思っていた以上に楽しい体験でした。
29回全てを踏破するのは難しいけれど、行けるところまで行ってみようと思い
第2回品川宿~川崎宿も申し込んでしまったハルばあです。
さて次はどんなお話が聞けるのか。
ちょっとワクワク、楽しみです。
by haru2010yakei
| 2015-05-20 21:10
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by ハルばあ
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