京都旅行 その3
京都旅行2日目の最後は、ギオンコーナーの日本芸能鑑賞です。
これは弥栄会館ギオンコーナーで毎日18時~と19時~の2回行なわれているようで
茶道、筝、華道、雅楽、狂言、京舞、文楽を1時間で見られるということです。
なるべく前の席で見たいという母を連れ、開場5時半の10分前に会場に到着。
すでに何人かの外国人が並んでいました。
会場はあまり広くなく、開場の時間までにはほぼ満員でした。
その8割以上は外国人観光客。
手軽に日本芸能に触れるには、もってこいの催しなのでしょう。
ちなみに日本人より外国人の入場料の方が安かったです。
時間になると、まずステージ横のテーブルで茶道が始まりました。
外国人が多いせいか、お点前は立礼で行なわれました。
お点前の途中で、ステージでは筝の演奏が始まり
次にはその横で、華道の実演が始まります。
筝の演奏の終了に合わせ、茶道、華道の実演が終わり幕が閉まり
次に幕が上がると、雅楽の演奏が始まりました。
リョウさんはもちろん、周りの外国人観光客はずっとカメラのシャッターをきっています。
お次は狂言。ハルばあにとって人生2度目の狂言でした。
「棒縛り」という演目で、なかなか楽しめました。
その次が一番カメラのシャッター音が響いた、舞妓さんの京舞。
その日舞う舞妓さんの名前が入口に書かれていたのに、うっかり撮るのを忘れてしまいました。
大喝采を浴びながら、2曲踊って京舞終了。
最後は文楽。生の文楽はハルばあ初めてです。
演目は「八百屋お七~火の見櫓の段~」
すごかったです。まるで人形が生きているようでした。
必死になって櫓に登るお七にハラハラしました。
たった1時間の公演ですから、どれも触りではありますが、母も私も大満足。
改めて、日本の伝統芸能って素晴らしいと思いました。
外に出ると、次の回を待つ外国人の団体がいっぱいでした。
公演は演目の前に、日本語と英語の解説があるのですが
特に狂言などは、イヤホーンの同時解説や字幕があれば
外国の人たちに、もっと楽しんでもらえるのに…と思いました。
本物の舞妓さんの京舞を見られて興奮気味の母は
その後も灯りの燈った花見小路の写真を撮ったりして、やたら元気。
でも観光はもう1日あるので、そろそろホテルに戻ることにしました。
9月29日 京都旅行3日目
この日の午後3時半の新幹線を予約してあったので、あと半日以上観光できます。
案の定、予定総崩れで,行けなかった場所がいっぱいだったので
せめてこの日は二条城に行ってから、お昼はブログ友に教えていただいた
「南座」となりの「松葉」でにしんそばを食べ、その後八坂神社へでも…と思ったのですが
「お母さんは、最初の日に行ったお土産物のお店がいっぱいあった場所に行きたい」
母がおみやげを探したいからと、清水坂にどうしても行くと言い出しました。
それまでも、あちこちでお店をさんざん覗いては、けっこうお土産を買ったのに
まだまだお店をみて歩きたいようです。
しかたがないので、まずタクシーで三年坂の近くまで行ってもらいました。
階段を上がり清水坂に出ると、並んでいる土産物屋さんに次々入っていきます。
「どこも似たような物しか置いていないよ」と言っても聞く耳を持たない母。
日曜日のせいか、観光客はどんどん増えていき、暑いのに清水坂は人でいっぱいです。
人混みをかきわけ買い物に余念のない母を横目に、ハルばあは「豆腐ソフト」を食べました。
あっさりとしたバニラアイスっぽいのに、後味は確かにお豆腐、不思議。
ここで国の有形文化財に指定されているという「五龍閣」という洋館を見つけました。
大正十年に竣工した洋館ですが、清水さんの下にあるので敬意をはらって
屋根だけは和風の瓦屋根になっているのだそうです。
この洋館、現在は「竹久夢二カフェ」というカフェになっています。
その名を見た「竹久夢二」大好きな母。
絶対に入って、中を見ると言ってききません。
開店時間を聞くと11時とのこと。
「あと1時間もあるよ。待てないでしょう?」とあきらめさせ、三年坂に向かいました。
ところがここでも、いきなり小物屋さんに入り出し、あれこれ見ていたら10時50分。
「あと10分でオープンだから、これは夢二カフェに行くしかないわよね~」と母。
ハルばあもリョウさんも、これには苦笑い。
もう母の気の済むようにさせるしかありません。
またまた元気に三年坂を登り、夢二カフェに入りました。
玄関で靴をぬいでスリッパにはきかえ、中に入るとこんな階段が
店員らしき人が誰も出てこないので、恐る恐る奥の部屋に進むと
広いホールいっぱいカフェになっていて、壁には竹久夢二の絵がいっぱい飾ってあります。
オープンすぐだったので、お客はハルばあ達だけ。
お店の方が「どうぞゆっくりご覧下さい。写真もOKですよ」と言ってくれたので
母とリョウさんは、ひとしきりカメラをかまえてパチパチやっていました。
サンルームは喫煙席になっていますが、ここも人がいないので写真をパチリ。
メニューも竹久夢二の作品で彩られ、母は大喜びです。
夢二の作品に囲まれて、かなりゆっくりお茶したあとは
店員さんに許可をもらって、階段を上がらせてもらいました。
結局、カフェを出たのは12時半すぎ。さらに予定は崩れていきます。
朝食もしっかり食べたし、カフェで大きなパフェを食べたからお昼はまだいい
母がそんな事を言うので、"にしんそば"までオアズケです。
それでも今度こそ清水坂を離れ、三年坂から二年坂へお店を見ながら進みます。
直線にしたら大した距離でもないのに、この辺りだけで半日が終わってしまいました。
そうこうしているうちに、時間は午後2時。
気まぐれな母を連れていると、時間がいくらあっても足りないので
早めに京都駅に向かうことにしました。
駅に着いたらJR京都伊勢丹で、娘Meに絶対買ってきてと頼まれた
マールブランシュの「茶の菓」を買うために長い列に並び
その後は上の階で、ようやく遅いランチで"にしんそば"を食べました。
預けた荷物を受け取りに行き、新幹線ホームに行ったら時間ちょうど。
帰りの新幹線では、リョウさんもハルばあも疲れて爆睡状態。
なのに、ずっと起きていたらしい母に
「日頃の疲れが出たのかね~二人ともよ~く寝てたよ」と言われ
誰のせいだと思っているの~と、心の中で叫んだハルばあです。
こうして、2泊3日の京都旅行は終わりました。
予定していた所を半分しか回れなかったし、母に振り回されて大変だったけど
それでも主役の母が、あんなに喜んで大満足と言ったので良しとします。
少しは親孝行できたかな。
長々と旅行記読んでいただき、ありがとうございました。
これは弥栄会館ギオンコーナーで毎日18時~と19時~の2回行なわれているようで
茶道、筝、華道、雅楽、狂言、京舞、文楽を1時間で見られるということです。
なるべく前の席で見たいという母を連れ、開場5時半の10分前に会場に到着。
すでに何人かの外国人が並んでいました。
会場はあまり広くなく、開場の時間までにはほぼ満員でした。
その8割以上は外国人観光客。
手軽に日本芸能に触れるには、もってこいの催しなのでしょう。
ちなみに日本人より外国人の入場料の方が安かったです。
時間になると、まずステージ横のテーブルで茶道が始まりました。
外国人が多いせいか、お点前は立礼で行なわれました。
お点前の途中で、ステージでは筝の演奏が始まり
次にはその横で、華道の実演が始まります。
筝の演奏の終了に合わせ、茶道、華道の実演が終わり幕が閉まり
次に幕が上がると、雅楽の演奏が始まりました。
リョウさんはもちろん、周りの外国人観光客はずっとカメラのシャッターをきっています。
お次は狂言。ハルばあにとって人生2度目の狂言でした。
「棒縛り」という演目で、なかなか楽しめました。
その次が一番カメラのシャッター音が響いた、舞妓さんの京舞。
その日舞う舞妓さんの名前が入口に書かれていたのに、うっかり撮るのを忘れてしまいました。
大喝采を浴びながら、2曲踊って京舞終了。
最後は文楽。生の文楽はハルばあ初めてです。
演目は「八百屋お七~火の見櫓の段~」
すごかったです。まるで人形が生きているようでした。
必死になって櫓に登るお七にハラハラしました。
たった1時間の公演ですから、どれも触りではありますが、母も私も大満足。
改めて、日本の伝統芸能って素晴らしいと思いました。
外に出ると、次の回を待つ外国人の団体がいっぱいでした。
公演は演目の前に、日本語と英語の解説があるのですが
特に狂言などは、イヤホーンの同時解説や字幕があれば
外国の人たちに、もっと楽しんでもらえるのに…と思いました。
本物の舞妓さんの京舞を見られて興奮気味の母は
その後も灯りの燈った花見小路の写真を撮ったりして、やたら元気。
でも観光はもう1日あるので、そろそろホテルに戻ることにしました。
9月29日 京都旅行3日目
この日の午後3時半の新幹線を予約してあったので、あと半日以上観光できます。
案の定、予定総崩れで,行けなかった場所がいっぱいだったので
せめてこの日は二条城に行ってから、お昼はブログ友に教えていただいた
「南座」となりの「松葉」でにしんそばを食べ、その後八坂神社へでも…と思ったのですが
「お母さんは、最初の日に行ったお土産物のお店がいっぱいあった場所に行きたい」
母がおみやげを探したいからと、清水坂にどうしても行くと言い出しました。
それまでも、あちこちでお店をさんざん覗いては、けっこうお土産を買ったのに
まだまだお店をみて歩きたいようです。
しかたがないので、まずタクシーで三年坂の近くまで行ってもらいました。
階段を上がり清水坂に出ると、並んでいる土産物屋さんに次々入っていきます。
「どこも似たような物しか置いていないよ」と言っても聞く耳を持たない母。
日曜日のせいか、観光客はどんどん増えていき、暑いのに清水坂は人でいっぱいです。
人混みをかきわけ買い物に余念のない母を横目に、ハルばあは「豆腐ソフト」を食べました。
あっさりとしたバニラアイスっぽいのに、後味は確かにお豆腐、不思議。
ここで国の有形文化財に指定されているという「五龍閣」という洋館を見つけました。
大正十年に竣工した洋館ですが、清水さんの下にあるので敬意をはらって
屋根だけは和風の瓦屋根になっているのだそうです。
この洋館、現在は「竹久夢二カフェ」というカフェになっています。
その名を見た「竹久夢二」大好きな母。
絶対に入って、中を見ると言ってききません。
開店時間を聞くと11時とのこと。
「あと1時間もあるよ。待てないでしょう?」とあきらめさせ、三年坂に向かいました。
ところがここでも、いきなり小物屋さんに入り出し、あれこれ見ていたら10時50分。
「あと10分でオープンだから、これは夢二カフェに行くしかないわよね~」と母。
ハルばあもリョウさんも、これには苦笑い。
もう母の気の済むようにさせるしかありません。
またまた元気に三年坂を登り、夢二カフェに入りました。
玄関で靴をぬいでスリッパにはきかえ、中に入るとこんな階段が
店員らしき人が誰も出てこないので、恐る恐る奥の部屋に進むと
広いホールいっぱいカフェになっていて、壁には竹久夢二の絵がいっぱい飾ってあります。
オープンすぐだったので、お客はハルばあ達だけ。
お店の方が「どうぞゆっくりご覧下さい。写真もOKですよ」と言ってくれたので
母とリョウさんは、ひとしきりカメラをかまえてパチパチやっていました。
サンルームは喫煙席になっていますが、ここも人がいないので写真をパチリ。
メニューも竹久夢二の作品で彩られ、母は大喜びです。
夢二の作品に囲まれて、かなりゆっくりお茶したあとは
店員さんに許可をもらって、階段を上がらせてもらいました。
結局、カフェを出たのは12時半すぎ。さらに予定は崩れていきます。
朝食もしっかり食べたし、カフェで大きなパフェを食べたからお昼はまだいい
母がそんな事を言うので、"にしんそば"までオアズケです。
それでも今度こそ清水坂を離れ、三年坂から二年坂へお店を見ながら進みます。
直線にしたら大した距離でもないのに、この辺りだけで半日が終わってしまいました。
そうこうしているうちに、時間は午後2時。
気まぐれな母を連れていると、時間がいくらあっても足りないので
早めに京都駅に向かうことにしました。
駅に着いたらJR京都伊勢丹で、娘Meに絶対買ってきてと頼まれた
マールブランシュの「茶の菓」を買うために長い列に並び
その後は上の階で、ようやく遅いランチで"にしんそば"を食べました。
預けた荷物を受け取りに行き、新幹線ホームに行ったら時間ちょうど。
帰りの新幹線では、リョウさんもハルばあも疲れて爆睡状態。
なのに、ずっと起きていたらしい母に
「日頃の疲れが出たのかね~二人ともよ~く寝てたよ」と言われ
誰のせいだと思っているの~と、心の中で叫んだハルばあです。
こうして、2泊3日の京都旅行は終わりました。
予定していた所を半分しか回れなかったし、母に振り回されて大変だったけど
それでも主役の母が、あんなに喜んで大満足と言ったので良しとします。
少しは親孝行できたかな。
長々と旅行記読んでいただき、ありがとうございました。
by haru2010yakei
| 2013-10-11 20:00
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by ハルばあ
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