イタリア旅行記 その3
11月26日(月)
朝6時に起きた段階で、リョウさんののどの痛みは増していたようで
せめて温かい物でのどを潤せばと、電気ポットでお湯を沸かし
日本から持っていった味噌汁を飲ませました。
あとは風邪薬を飲んでマスクして、のど飴なめているしかありません。
さて今日の観光は「花の都」フィレンツェです。
ホテルからフィレンツェ旧市街までは10キロほど。
心配した渋滞もなく、予定より早くフィレンツェに到着。
そうそう、観光大国イタリアでは財政難の今、観光客をターゲットとした
色々な税金が導入されています。
たとえばホテル宿泊税。
ホテルによって違いますが、宿泊費の他に1泊につき一人1~5€かかります。
他にも観光税といって、有名な観光地に入るのに観光バス1台につきいくらと
必ずチェックポイントに立ち寄って支払うのだそうです。
ちなみに高いのはヴェネツィア450€(その日のレートで約49000円)
ミラノなどは10€(約1090円)と安いのだそうです。
もちろんハルばあ一行のバスも、チェックポイントでフィレンツェの観光税を支払い
まずは小高い山の上にあるミケランジェロ広場へ。
広場の中央にダビデ像のコピーがあります。
ここからはフィレンツェの市内が一望できます。
次は旧市街の観光。まずはドゥオモに向かいます。
13世紀の着工から現在の姿になるまで600年以上を要したという
「花の聖母教会 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」
八角形のクーポラ(ドーム)を有するドゥオモはゴシック様式教会では
世界第3位の規模を誇り、また石積み建造物としては世界最大なのだそうです。
その大きさと美しさに圧倒されます。
ドゥオモの目の前にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂。
これが扉が、有名なギベルティ作「天国の門」
ここで現地ガイドさんと合流し、ドゥオモの中に入りました。
聖堂内は思ったより質素な雰囲気。
でも全て色大理石で出来ていて、ものすごく広いです。3万人入るとか…
ドゥオモから歩いて共和国広場へ
メリーゴーランドがありました。
新市場にある「イノシシ」の像
このイノシシの鼻にさわると、再びフィレンツェに戻ってこれるという
ジンクスがあるそうなので、ツアーメンバー全員交代でさわりました。
次はアルノ川にかかるヴェッキオ橋へ
フィレンツェ最古の橋で、彫金店や宝石店が並んでいます。
階上はウフィツィ宮と対岸のピッティ宮を結ぶ道路として建設されたものです。
ヴェッキオ橋から見たアルノ川
川沿いの道からみたヴェッキオ橋はこんな感じです。
ここからウフィツィ美術館脇を抜け、シニョリーナ広場へ向かいます。
広場には、たくさんの彫刻がありました。
また、この広場にはヴェッキオ宮殿があります。
ヴェキオ宮殿は1314年に完成したゴシック様式の政庁舎で
あのメディチ家の宮殿だったこともあるそうで、現在は市役所として使われています。
ちょうど改修中だったようで、中庭だけ入れました。
これは百合の花を図案化したといわれるフィレンツェの紋章
こちらは丸薬と貨幣を模したというメディチ家の紋章
この後は革製品のお店でショッピングタイム。
そのお店にも徒歩で向かったので、途中にある歴史的な建物も見て歩けました。
レオナルド・ダビンチが、あの「モナリザ」をここで描いたといわれている建物だそうです。
サンタ・クローチェ教会
革工芸のお店でお土産を買った後はランチへ行きました。
この日はこの後、夕方6時までは自由時間です。
オプショナル・ツアーでピサに行く人がメンバーの半分くらいいました。
ピサの斜塔も見たかったけれど、フィレンツェに来たら絶対やりたかった
「サンタ・マリア・デル・フィオーレのクーポラの上に登る」という夢があった
リョウさんのため、ハルばあ達はフィレンツェ市街に残りました。
高所恐怖症のハルばあは、登るのはちょっと不安だったのですが
以前から旅番組を見ては「絶対登る!」とリョウさんが決めていたし
2度とない機会だろうから、とにかくトライすることにしました。
夏場の混雑時期だとクーポラに登るのも、3時間待ちになったりするそうですが
さすがにシーズンをはずした季節のせいか、すんなり8€払って階段入口に入れました。
グルグル回線状の階段を登ると、途中、ドゥオモの天井のフレスコ画を
間近に見ることが出来きます。
最後はこんな急な階段を登り、クーポラの外に出ることが出来るのです。
クーポラの上から見るフィレンツェの街。
これを見るのがリョウさんの夢のひとつでした。
けっこう階段がきつくて汗だくで登ったので、上でゆっくり写真を撮りながら一休み。
頑張って登ってきたかいがあって、それは見事な眺めでした。
次に向かったのは「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」
地図を見ながら、まず「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」を目指して歩きます。
目標にしていた、その教会の前を通り過ぎ、ようやく見つけた「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」
普通の店舗を想像していたら、入口がこんなで入っていいのか迷いました。
ここは1221年にドミニコ修道士が始めた調剤が評判になり、1612年に薬局としてオープン。
世界最古の薬局で王室御用達の称号も得ているそうです。
当時のレシピを受け継ぎながら天然のコスメなどを販売しています。
色んな国の言語で書かれたカタログを見ながら、気になる商品を出してもらい
商品の説明を受けたり、試したりするカウンター。
気にいった品物は、このドアの奥の部屋のカウンターで購入希望表を見せて棚から出してもらい
会計をするシステムになっています。
さすが歴史ある薬局、ものすごく豪華で素晴らしい店内です。
ここに来たのは、娘Meから1381年からのロングセラーだという「ローズウォーター」を
おみやげに買ってきてとリクエストされたからです。
なんとか無事にGETしてホッ。これで安心して日本に帰れる…?
最大の懸案事項がかたづいたので、後は心おきなく、気ままにフィレンツェの街歩きを楽しみます。
その4につづく
(フィレンツェまだまだ続きます)
朝6時に起きた段階で、リョウさんののどの痛みは増していたようで
せめて温かい物でのどを潤せばと、電気ポットでお湯を沸かし
日本から持っていった味噌汁を飲ませました。
あとは風邪薬を飲んでマスクして、のど飴なめているしかありません。
さて今日の観光は「花の都」フィレンツェです。
ホテルからフィレンツェ旧市街までは10キロほど。
心配した渋滞もなく、予定より早くフィレンツェに到着。
そうそう、観光大国イタリアでは財政難の今、観光客をターゲットとした
色々な税金が導入されています。
たとえばホテル宿泊税。
ホテルによって違いますが、宿泊費の他に1泊につき一人1~5€かかります。
他にも観光税といって、有名な観光地に入るのに観光バス1台につきいくらと
必ずチェックポイントに立ち寄って支払うのだそうです。
ちなみに高いのはヴェネツィア450€(その日のレートで約49000円)
ミラノなどは10€(約1090円)と安いのだそうです。
もちろんハルばあ一行のバスも、チェックポイントでフィレンツェの観光税を支払い
まずは小高い山の上にあるミケランジェロ広場へ。
広場の中央にダビデ像のコピーがあります。
ここからはフィレンツェの市内が一望できます。
次は旧市街の観光。まずはドゥオモに向かいます。
13世紀の着工から現在の姿になるまで600年以上を要したという
「花の聖母教会 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」
八角形のクーポラ(ドーム)を有するドゥオモはゴシック様式教会では
世界第3位の規模を誇り、また石積み建造物としては世界最大なのだそうです。
その大きさと美しさに圧倒されます。
ドゥオモの目の前にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂。
これが扉が、有名なギベルティ作「天国の門」
ここで現地ガイドさんと合流し、ドゥオモの中に入りました。
聖堂内は思ったより質素な雰囲気。
でも全て色大理石で出来ていて、ものすごく広いです。3万人入るとか…
ドゥオモから歩いて共和国広場へ
メリーゴーランドがありました。
新市場にある「イノシシ」の像
このイノシシの鼻にさわると、再びフィレンツェに戻ってこれるという
ジンクスがあるそうなので、ツアーメンバー全員交代でさわりました。
次はアルノ川にかかるヴェッキオ橋へ
フィレンツェ最古の橋で、彫金店や宝石店が並んでいます。
階上はウフィツィ宮と対岸のピッティ宮を結ぶ道路として建設されたものです。
ヴェッキオ橋から見たアルノ川
川沿いの道からみたヴェッキオ橋はこんな感じです。
ここからウフィツィ美術館脇を抜け、シニョリーナ広場へ向かいます。
広場には、たくさんの彫刻がありました。
また、この広場にはヴェッキオ宮殿があります。
ヴェキオ宮殿は1314年に完成したゴシック様式の政庁舎で
あのメディチ家の宮殿だったこともあるそうで、現在は市役所として使われています。
ちょうど改修中だったようで、中庭だけ入れました。
これは百合の花を図案化したといわれるフィレンツェの紋章
こちらは丸薬と貨幣を模したというメディチ家の紋章
この後は革製品のお店でショッピングタイム。
そのお店にも徒歩で向かったので、途中にある歴史的な建物も見て歩けました。
レオナルド・ダビンチが、あの「モナリザ」をここで描いたといわれている建物だそうです。
サンタ・クローチェ教会
革工芸のお店でお土産を買った後はランチへ行きました。
この日はこの後、夕方6時までは自由時間です。
オプショナル・ツアーでピサに行く人がメンバーの半分くらいいました。
ピサの斜塔も見たかったけれど、フィレンツェに来たら絶対やりたかった
「サンタ・マリア・デル・フィオーレのクーポラの上に登る」という夢があった
リョウさんのため、ハルばあ達はフィレンツェ市街に残りました。
高所恐怖症のハルばあは、登るのはちょっと不安だったのですが
以前から旅番組を見ては「絶対登る!」とリョウさんが決めていたし
2度とない機会だろうから、とにかくトライすることにしました。
夏場の混雑時期だとクーポラに登るのも、3時間待ちになったりするそうですが
さすがにシーズンをはずした季節のせいか、すんなり8€払って階段入口に入れました。
グルグル回線状の階段を登ると、途中、ドゥオモの天井のフレスコ画を
間近に見ることが出来きます。
最後はこんな急な階段を登り、クーポラの外に出ることが出来るのです。
クーポラの上から見るフィレンツェの街。
これを見るのがリョウさんの夢のひとつでした。
けっこう階段がきつくて汗だくで登ったので、上でゆっくり写真を撮りながら一休み。
頑張って登ってきたかいがあって、それは見事な眺めでした。
次に向かったのは「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」
地図を見ながら、まず「サンタ・マリア・ノヴェッラ教会」を目指して歩きます。
目標にしていた、その教会の前を通り過ぎ、ようやく見つけた「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」
普通の店舗を想像していたら、入口がこんなで入っていいのか迷いました。
ここは1221年にドミニコ修道士が始めた調剤が評判になり、1612年に薬局としてオープン。
世界最古の薬局で王室御用達の称号も得ているそうです。
当時のレシピを受け継ぎながら天然のコスメなどを販売しています。
色んな国の言語で書かれたカタログを見ながら、気になる商品を出してもらい
商品の説明を受けたり、試したりするカウンター。
気にいった品物は、このドアの奥の部屋のカウンターで購入希望表を見せて棚から出してもらい
会計をするシステムになっています。
さすが歴史ある薬局、ものすごく豪華で素晴らしい店内です。
ここに来たのは、娘Meから1381年からのロングセラーだという「ローズウォーター」を
おみやげに買ってきてとリクエストされたからです。
なんとか無事にGETしてホッ。これで安心して日本に帰れる…?
最大の懸案事項がかたづいたので、後は心おきなく、気ままにフィレンツェの街歩きを楽しみます。
その4につづく
(フィレンツェまだまだ続きます)
by haru2010yakei
| 2013-01-16 20:56
| 旅行
グータラ主婦ハルばあの日常のあれこれを綴ってみました。
by ハルばあ
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
全体ご挨拶
お出かけ
日記、雑記
マイ ファミリー
イベント
スポーツ
お店
お散歩
山登り
お買い物
旅行
以前の記事
2016年 10月2016年 09月
2016年 08月
more...
フォロー中のブログ
今日も元気一杯!空の見えるベランダから
やっぱり旅が好き♪
恵♪♪♪
うじうじしない日記
雑食系(アラフィフ)女子帖
たかこキッチン
こけの実のひとりごと
とものひとりごと
想い出はセピア色に。。。
最新のトラックバック
検索
タグ
旅行その他のジャンル
最新の記事
ハルばあ、台湾に行く その3 |
at 2016-10-17 20:36 |
ハルばあ、台湾に行く その2 |
at 2016-10-11 22:07 |
ハルばあ、台湾に行く その1 |
at 2016-10-03 18:51 |
秋の味覚がいっぱい |
at 2016-09-12 20:31 |
夏の色々と秋の野望 |
at 2016-08-31 18:00 |