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ハルばあ、迎賓館見学に行く

月曜日、仕事をお休みして迎賓館赤坂離宮の見学に行ってきました。

迎賓館といえば、言わずとしれた国賓、公賓が宿泊されたり
歓迎レセプション、会談など外交活動の場。

一般庶民のハルばあは、門の前の道を通ったことしかなく
門の前で立ち止まって、建物をのぞき込んだことなかったし
どんな建物か、迎賓館の外観も知らない状態でした。

そんな迎賓館が年に10日間だけ、内部を公開しているというので
友人Kさんと手分けして申込みをしてみました。

くじ運の悪いハルばあは外れましたが、Kさんのハガキが見事当選。
Kさんに感謝!わくわくしながら迎賓館に向かいました。

四谷の駅から歩いて数分ほど、迎賓館の正門が見えてきます。
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門の前では、入れ替わり立ち代わり、写真撮影をしている人がいます。

柵の間から迎賓館を写すとこんな感じ。
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こんなに大きく立派な西洋建築だったなんて
恥ずかしながらハルばあは知りませんでした。
でも一段と期待が高まってきます。

塀に沿ってグルっと西門に向かうと、門の前でまず見学参加証のチェック。
そこから中の受付テントに向かい、身分証明書の確認。
確認がとれると、五七桐の紋の描かれたバッチをもらい右胸につけます。

その後は、空港にあるようなセキュリティーチェックを受け
バックの中身なども、キチンとチェックされた後
いよいよ見学開始です。

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迎賓館、さすが国賓をお迎えする国営ホテルだけあって、想像以上の立派さです。
ヨーロッパのお城そのもので、その大きさにも圧倒されました。

でもヨーロッパのお城には絶対ないものが、屋根についていました。
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鎧兜をつけた武士のようです。
あとで聞いたところによると、これは明治天皇と乃木将軍だという説があるそうです。

一日2000人限定のせいか、思ったほど人だらけという事もなく、ゆったり見学できます。
秋にある前庭の解放の時は、誰でも入れるせいで
ものすごい人混みになり、写真を撮るのも大変なのだそうです。

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ここが正面入り口になりますが、もちろんこの日は、ここから入れません。

横にあるこの入口から中に入って見学できるのですが、ここからは撮影禁止。
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順路に沿って廊下を行くのですが、あちこちにスタッフがいて誘導しています。
廊下は白の壁に金色の装飾がされ、九谷焼のランプがあちこちに置かれています。

内部見学と言っても、もちろん全てのお部屋が見学できるわけもなく
見学できるのは「彩鸞の間」「花鳥の間」「朝日の間」「羽衣の間」の4つ。

各お部屋には、ボランティアガイドの方が二人ずついらして
お部屋について色々詳しくお話してくれます。

「彩鸞の間」(パンフレットの写真なので変ですが…)
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ここは「鸞(らん)」と呼ばれる架空の鳥がデザインされた浮彫がある事で
その名のついたお部屋だそうで、鸞とは不死鳥みたいな感じでした。

この部屋は表敬訪問のために訪れた来客が最初に案内される控えの間や
晩餐会の招待客が国賓に謁見したり、条約・協定の調印式
さらに国賓とのテレビインタビューに使われるのだそうです。

シャンデリアは日本でデザインし、バカラ社に発注したものだそうで
ヨーロッパのお城にある物と違い、ローソクを使わず最初から電気にしたので
こんな形のシャンデリアにすることができたのだそうです。

「花鳥の間」
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ここは天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴織
壁に飾られた30枚の七宝すべてに、花や鳥が描かれています。

この七宝は下絵は日本画家の渡辺省亭が描き
明治期の七宝の天才・涛川惣助が焼いたものだそうです。

涛川惣助は七宝の新しい技法を編み出した天才だそうで
世界的な人気があり、作品のほとんどが国外に売られてしまったため
現在国内には32枚しか存在しておらず、そのうちの30枚がここ「花鳥の間」
あと2枚は公開されてない別の部屋に飾ってあるもののみだそうです。

この部屋は主に国賓主催の公式晩餐会が催される大食堂だそうです。

「朝日の間」
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天井に描かれた「朝日を背にして女神が香車を走らせている姿」に由来します。

壁には大理石の円柱や京都西陣の見事な美術織物が張られ
床には紫色を基調とした47種類の糸を使い分けて桜花を織り出した
ものすごく見事な緞通が敷かれています。

この部屋は国・公賓用のサロンとして使われていて
ここで表敬訪問や首脳会議等が行われるのだそうです。

「羽衣の間」
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謡曲の「羽衣」の景趣を描いた300㎡の曲面画法による天井画に由来します。

ここは舞踏会場として設計されたので、オーケストラボックスもあるのですが
実際にはここで舞踏会が開かれたことはないのだそうです。

壁は西洋の楽器や日本の楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫で飾られ
シャンデリアも、ここの部屋のものが一番豪華で、華やかな女性的なお部屋です。

ここは雨天の際の歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用され
また晩餐会の招待客に食前酒や食後酒が供されるところでもあるそうです。

とにかく、どのお部屋もものすごく手の込んだ見事な装飾で
ヨーロッパの宮殿を思わせる素晴らしいものですが
随所に日本的な要素や職人の技もとりいれた見ごたえのある物ばかり。

迎賓館は明治天皇の命により東宮御所として建築されたものですが
明治の建築家片山東熊の総指揮の下、当時の一流建築家や美術工芸家が
総力を挙げて建築した、日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿で
多分、世界的にみても一番最後に建てられた宮殿建築だそうです。

建築前にヨーロッパに視察に行った片山氏は
ヨーロッパのお城の良い所取りの設計をしたようです。

しかし完成後、あまりに豪華すぎるという事で
結局東宮御所として使用されなかったようです。

戦後、公的機関に使用されていたそうですが、昭和の大改修のあと
現在のように迎賓館として使われるようになったそうです。
そして平成の大規模改修工事後、ここは国宝に指定されたそうです。

ゆっくりガイドの方の説明を聞きながら、各お部屋を見て回ったら
2時間くらい時間がかかってしまいました。

外に出て、裏側南面に回ると噴水があります。
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盆栽も展示されていました。
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これらの盆栽は樹齢50年から150年の樹木で
国・公賓の接遇の時に飾りつけとして使用されているそうです。

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まったく知らなかった迎賓館と、それにまつわる歴史など
興味深く、また目の保養になった素晴らしい体験の一日でした。
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by haru2010yakei | 2015-08-26 21:56 | お出かけ


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